★講習会★
講習会は近くの公園で行う予定だったが、先客がいたので、観光案内所でおこなうことになった。まずは、
あやちゃんが御蔵島の話しをしてくれた。すぐ近くには黒潮が流れていること、オオミズナギドリのこと、噴火口が池になっていること、年間降水量が東京(本土)の3倍ととても水が豊富なこと等を話してくれた。続いて、二人一組になって、裏表に御蔵島に関するキーワードが書いてある紙を渡された。それぞれの組でそのキーワードが何を示しているか考えるのだ。
まんまは
みくとペアを組み「縄文時代」、「13世紀」の二つのキーワードについて考えた。
みくは「縄文時代」から御蔵島に人が住み始めたんじゃないの?と言ったが、どう考えても縄文時代に本土から御蔵島に渡るのが無理そうなので、「縄文時代」に御蔵島が誕生し、「13世紀」から人が住み始めたという結論に達した。しかし、正解は縄文時代の土器が出土しており、「縄文時代」に人が住んでいた。しかし、その後から「13世紀」までは人が住んでいる痕跡がなくなっている。ということで、「縄文時代」と「13世紀」は人が住み始めた時なのだ。「13世紀」はともかく、縄文時代にどうやって、御蔵島まで渡ったのだろう。そして、何が原因で「13世紀」まで人が居なくなってしまったのだろうか?その答えは現在解っていない。ちなみに、御蔵島が誕生したのは今から1万年前だそうだ。他のキーワードは以下のとおりだ。なんの事か調べてみよう!!
「海暗のしま」「玉石=イルカ」「オオミズナギドリ」「スダジイ」「ナガシ」「ほうろく焼」「ショッカラ」
続いてイルカクイズだ。EとFだけ答えを書いておこう。その他は調べてみてね。
@御蔵島のイルカの特徴は?
Aイルカの食べ物は?
Bオスとメスの見分け方は?
Cイルカの寿命は?
Dイルカの群れはどうゆう構成?
Eどうして御蔵島にイルカがいるの?
海が深く、流れが早い場所がすき。けわしい崖があり、隠れることができる。地すべりが多く、逃げ込める。
滝が多く、体を休める(寄生虫や小判ザメをとる)ことができる。黒潮のめぐみ。
Fイルカと一緒に泳ぐ時の約束は?
イルカの自然な行動を妨げない。
イルカに触ろうとしない。
何をしているのかじっくり観察しよう。
担当が
さっちんに変わってダイビングの講習会となる。シュノーケリングで使うアイテム(マスク、シュノーケル、フィン、スーツ、グローブ)の説明が行われた。まずは、マスクからだ。レンタルの人、新品の人がいたので、フィット感を確認するため、ストラップを使わずにマスクを顔に当て、ずれ落ちないかチェック。マスクを着ける時は髪の毛を挟んでしまうと、水が入ってきてしまうので、注意が必要だ。その後はストラップの調整方法を教わった。シュノーケルはくわえ方からシュノーケルクリアの方法を教わった。
まんまはあまりシュノーケルを使ったことがなく、事前に下田で泳いだ時は思いっきり海水を飲んでしまった。潜った後にシュノーケルクリアする前に息を吸ってしまったのだ。フィンは履き方、脱ぎ方を習った。場合によるが、水中で脱いだり、履いたりすることもあるので、スムーズに行えるようにしておこう。いつも海で泳ぐ時、
まんまは軽装備なのだが、ウェットスーツは浮力を得ることと、体温を保つために重要でダイビングでは必須ということだった。実際に潜る場合には、まだまだいろいろな知識が必要なのだが、午後のシュノーケリング講習で実践することになった。子供のころから、自己流でずっと海に入っていたが、たまには講習会を受けてみるのもいいかなぁと思える講習会でした。
講習会が終ってもお昼まではまだ1時間、
大吾担当でみんなでゲームをした。まずは、ちょっとイルカになってみる。イルカはコウモリのように超音波を出して物に当たった反射波で見分けることができる。そこで、イルカになる人は目を瞑り、”クィ〜ン”となく。イルカの大好きなタカベはイルカが”クィ〜ン”と鳴いたら、”クィ〜ン”と反射波を出してあげる。イルカがタカベを捕まえることができたら、ゲーム終了だ。最初は鳴き声の反射というより、足音でわかってしまったようで、イルカは割りと簡単にタカベを捕まえていた。
まんまに順番が回ってきた。なぜか、そこで、イルカじゃなくてシャチになってしまった。それってどうゆうこと?シャチも超音波だすのだろうか?そもそもシャチはなんて鳴くの?そこで出たのが”シャチー”そんな風に鳴くわけないのだが、細かいことはいいとして、ゲーム続行。逃げるタカベも慣れてきた。タカベ役の
まっきー、さっちん、大吾はいつの間にか、忍び足になって、足跡をたてないようにして、立体的な動きをするようになっていた。捕まえるまでに3分くらい掛かったような気がする。シャチも獲物を捕らえるのは大変そうだ。
続いては、御蔵島の何か1つをそれぞれが選ぶ。例えば、イルカ、オオミズナギドリ、滝、雲、雨、スダジイ。。。全員で小さな輪になって関連している人同士が手をつないでいく。ながし(風)→雲→雨→滝→イルカ。。。。最後は元に戻るためにちょっと強引なつながりとなるが、輪の中心に絡み合った手がすべてつながった。ここまでくると知っている人は想像がつくだろう。人間知恵の輪だ。以前にやった時はぜんぜん解けなかったが今回は、以外に簡単に解けてしまった。全員手をつないだまま大きな輪を作った。御蔵島の輪だ。手を伸ばし、体重を後ろにかけて、全員でバランスをとる。ここで一人が動いてしまうと、その周りの人も影響をうけて動いてしまう。御蔵島ばかりではなく、自然はお互いに影響し合って成り立っている。何かが駆けると輪が崩れてしまうのだ。自然のバランスを体で体験して、本日のゲーム終了。食事の後はいよいよ海へgo!