〜〜 たっちゃんからのお便り 〜〜
<はじめに>
感動の涙の中、第6期四季講座が幕をとじた。最近、自分にとって四季講座とはいったい何だったのだろうかと考えることがある。
それまでホールアースに関わったことのない自分にとって、講座への参加を決めたのはホームページで見るプログラムの内容・・・つまり、そのプログラムから自分がいかにワクワクしたかということでしかない。どんな人が参加して、どんなスタッフがいて、どんなフィールドで、どんな雰囲気で行われるのか、何も心配がなかったと言えば嘘になるが、そんな心配よりもワクワクする気持ちが圧倒的に
勝っていたことが、講座への参加を決心させた。
<講座始まる>
そして2003年4月、プログラムそのものを参加の目的としながら講座が始まった。最初に行うであろうと思っていた自己紹介も後回しに、いきなりキャンプネームで呼び合うことから始まるアイスブレーク。世代、性別、立場、これまでの生き方・考え方・・何もかもが違う今日初めて出会ったメンバーに対して、僅か数時間後には、-このスタッフ、メンバーとなら一年間楽しくやっていける- そう思える自分がいた。講座も回を重ね、気が付いてみるとプログラムを通じて仲間と一緒に時間と空間を共有しているということや自然体験から覚えた感動を分かち合っているということに、非常な心の充足感と喜びを感じるようになっていた。人は個では生きてゆけない。人は自然との繋がりと、人との繋がりに中で生きている。そして、共に笑い、共に喜び、共に泣ける相手、感動を共有できる相手ががあるからこそ自分が生きているという実感を味わうことができ、健全な繋がりを保つことができると思うのだ。この健全な繋がりがあることで、人は一人ではないんだということを認識し、安心感と穏やかで平和な心を宿すことができ、さらには自分の歩む人生に活力を与えてくれる。
<講座を終えて>
世界が穏やかで平和であれと誰もが願うであろう。 しかし、世の中が平和であるためには、そこに存在する全ての人の心が平和であることが重要ではないだろうか。平和を願うのではなく、自分自身が平和な気持ちになること、そのための行動をおこすことが大事なんだということに気が付いた。世代を超えた繋がりや、地域の繋がりが希薄になっている昨今で、この基本的なことになかなか気が付かないでいたと思う。このことに気が付かせてくれたのは他でもない、講座と講座を通じて出会った仲間との繋がりなのだ。改めて問う。 自分にとって四季講座とは何だったのだろうか- それは、プログラムそのものが目的だったのではなく、プログラムを通して、つまりプログラムを手段として人と自然、人と人との繋がりの大切さへの気付きを与えてくれたものであり、次に自分が何をしなければならないのかを教えてくれたものだったのだ。
<最後に>
質の高いフィールドで、質の高いスタッフによって与えてもらった質の高いプログラム。講座を通じて出会った素晴らしい仲間。仲間と共有できた素晴らしい時間と空間。それら全てに感謝いたします。そして次に自分がすべきこととして、自分自身のさらなるスキルアップのための行動を起こすこと学校と子供と地域社会とに繋がりを持たせるための行動を起こすこと、この二点を宣言いたします。
<講座参加に迷っているあなたに・・>
いろんな心配があるかも知れませんが、特別な技術や知識なんて何も必要ありません。好奇心だけを持参して参加してみてください。そんなあなたをスタッフ、フィールドそして仲間が必ず暖かい笑顔で迎えてくれますよ。ホームページからだけでは決して伝えられないことが、このメッセージで少しでも伝えられたら幸いです。そして講座間を超えた仲間として、いつかホールアースでお会いしましょう。
<おまけ>
私
たっちゃんは、海、山、川、そして夜のネオン街・・いろんなところに神出鬼没しています。この顔にピンときたら(写真中央のヒゲ:天太鼓舞ライブより)、是非一声かけてくださいね。立派なオッサンですが、『少年の心』と『和の心』を大切にし、『沖縄』をこよなく愛する歴とした日本人です(笑)。
たっちゃん