★1日目:用具の説明&簡単な練習(担当:
ともねぇ・カッセ)
今回は、最終日にアイスブレイクを行い、いきなり縦穴の練習を行う。縦穴はロープで降り、ラダ−というワイヤーで出来たハシゴで上がる。難しい技術は必要ないが、それなりの知識と練習が必要だ。ロープだけでも降りられるが、専用の器具を使ったほうが楽に降りることができる。まずは、クライミングで使用したハーネスを装着する。前回装着したときは、違和感があったがすでに体の一部のようにすんなりフィットする。しかし、ハーネスを装着するとトイレに行きたくなるのはなんでだろうか?今回の講師の
カッセからデッセンダー(エイト環・オートストップ)の使い方を教わる。デッセンダーとはロープを巻きつけることによって、摩擦力を増やし、ロープの送り速度を調整したり、停止させたりする器具だ。エイト環を使うと、片手一本でロープにぶら下がることができる。オートストップなら、両手が自由になる。最初は、怖くないように木にロープを水平に縛り付け、体を傾けてロープに身を任せてみる。エイト環でもロープを軽く持っているだけでも安心して身を任せることができる。これなら、ロープにぶら下っても安心できそうだ。
高さ3mくらいの木の枝にロープを結び、ぶら下がってみる。ハシゴで登ってからぶら下るのだが、なんだか首吊りするみたいにも見える。(アメリカで嫌なことでもあったのだろうか?(内輪ネタですみません))ぶら下っても高さがないせいか、とても安心感がある。下るのも止まるのも自在だ。これならどうにかなりそうだ。しかし、オートストップは事故があるらしい。ロープを送るときはレバーを握るのだが、パニックなると思わずレバーを握ってしまうそうだ。
アッパーもその昔、思わずレバーを握ってしまい、落ちてお尻を打ったことがあるそうだ。思わず握ってしまうのはちょっと分る気がする。
次は登る練習を行う。登るのは大変だ。普通にハシゴを登るように登ると、ラダーがくの字に曲がってとても登り難い。ラダーを抱きしめるように、手を足を反対側にまわすとラダーが真直ぐになり登りやすい。また、クライミングの時もそうだったが、手で登ろうとするとすぐにつかれる。どうしても、手の方が安心感があり、つい力が入ってしまうが、なるべく足を使うと楽に上がれる。本番は登るだけなので、あまり気にしなくていいが、そんなラダーも降りるのは難しい。だから、降りるのは、ロープなのね。ちょっとなっとく。