再び、艇を漕ぎ出し、出発地点に向かう。今度は向かい風だ。ここまで来る時、遠くを見ないとまっすぐ進めないと聞いて、嫁さんは人生を考えていたようだ。人生も目先ばかり気にしていると、なかなか前にすすまないと。シーカヤックを人生に例えるとはすごい。そこまで考えてくれれば、スタッフもシーカヤックを愛するすべての人が笑顔になりそうだ。さて、帰りの向かい風も人生と考えたのだろうか?
帰路をみると、こんなに遠くまで来たのかと思うほど、港が小さく見える。シーカヤックの機動力はすごい。シーカヤックで島まで行く人もいるというのもうなずける。なんだか、どこまでも行ける気がするが、自分もふくめ、すでに体には疲れが溜まっている状態だ。休みながら、のんびりかえろ〜。でも、漕がないと、向かい風に流されて、逆戻りだぞ。