★3つのこと
たつたつはスライドを用意してくれた。この写真を見ながら、時には冗談を、時には涙ぐむ話しをしてくれた。とても話し上手だ。
最初のスライドは、
たつたつがニワトリを抱え村人と一緒に映っている写真だ。体調を崩している
たつたつのために村の村長がくれたものだ。この村は貧しく、ニワトリ1羽は20食分に相当する。子供がモノ欲しそうにニワトリを見ている。見知らぬ言葉も通じない外国人が自転車に乗って、突然現れたら、どうするだろうか?正直言って怖い。そこは、どこの国でも同じようで、最初は値踏みをされるようだ。しかし、危害が無い事がわかると、とても歓迎されたようだ。
たつたつは本当に多くの人、多くの自然、多くの幸運に救われたようだ。話しを聞いていると今でも、感謝の気持ちは少しも衰えていないようだった。
たつたつが心がけた3つのことがある。
@あいさつ(握手)をする。
A当たり前のことはない。感謝の気持ちをわすれない。
B個性を大切に。=素直になる。
@あいさつ(握手)をする。
どこの国にも挨拶はある。挨拶はとてもお手軽なアイスブレイクだが、その効果は絶大だ。見知らぬ男が自転車に乗ってやってくる。なんだ?こいつ!!とお互いに「怖い」と思いつつ値踏みする。そんな時は積極的に挨拶すし、コミュニケーションを取る。たった一言の挨拶で心が開けたりするのだ。いろいろな国を訪れている
じょりぃも挨拶だけなら、数カ国語を話せるようだ。あまり、ご近所の方に挨拶したことなかったので、これからはなるべく挨拶するようにしよう!!
A当たり前のことはない。感謝の気持ちをわすれない。
たつたつは旅の間、多くの家に宿泊させていただき、多くの食事を頂いた。多くの土地を訪れると、日本では有得ない食材もある。イモムシ、クロコダイル、猿、ゴリラ。。。現地の人は普通に食べているが、中には口に合わないようなモノもあったようだ。しかし、感謝の気持ちは忘れては行けないと常に心がけていたようだ。ある村を訪れた時に、今まで当たり前のように食事をご馳走してくれたのだが、何も出てこなかったからだ。当たり前と思ってしまうと、どうしても態度に出てしまう。感謝の気持ちが無いことが伝わってしまったのだ。「どんなことでも、当たり前の事は無い。自分の気持ちや行動次第で良いことも悪いことも起こる。」心に響く一言だった。いろいろな人に感謝の気持ちを忘れているような気がする。みんなも同じ事を思ったのだろうか。その後、何かと「ありがとう」と言うようになった。
たつたつのメッセージはみんなに確実に届いているよ。
B個性を大切に。= 素直になる。
多くの人は、自転車で世界一周する人をとても体格のいい人だろうと想像する。しかし、
たつたつはそれほど体が大きい訳でもなくごく普通の日本人だ。時には、体格の良い人をうらやましいと思ったこともあったようだ。しかし、人それぞれ個性を持っており、人それぞれできることもあれば、できないこともある。自分を受け止め、素直になることが大切だ。四季コースの面々も個性派揃いだ。お互いの個性を認め合ういいキッカケになったようだ。