オイスカ 農業塾秋冬コース 第11回(最終回)  2006.12.02

閉講式
収穫
編集後記




★閉講式★
奇跡のりんご 閉講式  オイスカ農業塾:秋冬コースもついに今回が最終回となった。9月から毎週のように行って、全11回となる。この日は閉講式からはじまった。閉講式は、関係者の挨拶、無農薬、無肥料りんご栽培の木村さんのビデオ鑑賞、これまでの写真を見ながら振り返りを行いました。

各コメントは以下の通り。
 ・所長:講師の方々と話し合いながら春夏コースも考えたい。
 ・やまのぶの社長:安心、安全、おいしい、オイスカらしい農業塾になった。
          今年は1天候が大変よく、虫もあまりつかなかった。
          その結果、野菜も安い安くなっている。
 ・磯谷さん(講師):白菜の植付けが遅れたのがちょっと残念だった。他はよく育ったと思う。
 ・熊谷さん(講師):本当に今年は天候がよかった。しかも、開講にあたり、スタッフで3回土作りを行っている。
           本当はもっと大変ですよ。
    
 参加者のコメント
 ・新鮮な知識をいただきました。実践してみないとなかなかわからないので、よかった。
 ・実際にどのようにするのかよくわかった。特にEMのことが大変勉強になった。
 ・無農薬が大変うれしい。普段は苗を買っているが、ポッドに種をまいて、家に持ち帰り、大変気を使った。
  同じ種なのに、環境によって、育ちが違うのにびっくり。
 ・畑に虫が少ないのに驚いた。自分の畑と全然ちがう。
 ・はじめて農薬野菜作りをした。親父が苦労して野菜を作っていたのを思い出した。
 ・他の農業塾とどちらを選ぼうか悩んだが、オイスカを選んでよかった。土作りもやってみたい。
 ・収穫した大根を丸かじりしてみたら、すごく辛かった。でも、とても心地よい辛さだった。
  貯蔵している野菜を水につけたら、元気になった。野菜が生きていることを実感できた。
 ・4月から自分でも畑を借りて野菜作りをしている。安全、安心の野菜をこれからも作り続けていきたい。
 ・土作りがしたい。春夏コースも是非参加したい。
 ・ボカシ作り、虫対策、大変勉強になった。
 ・実家の方では、有機栽培をしていない。ここで学んだことを、実家でも広めていきたい。
 ・ボカシのすばらしさがわかった。甘みがあって、本当に野菜がおいしい。
 ・初めての野菜作りで、何もかも新鮮だった。ジャガイモがこんなにとれるなんてびっくりです。
 ・800坪の土地を手に入れたので、これからも有機野菜を作っていきたいと思っている。
 ・近所のおばさんに言われたとおりに野菜をつくったが、オイスカの方が断然おいしい。
  オイスカで学んだ事だけを実践していきたい。
 ・今まで、苗を買ってきていた。種から育てることを覚えた。土作りも覚えたい。
 ・野菜嫌いの息子が野菜を食べるようになった。これから有機野菜を作っていきたいと思う。
 ・これからも農業塾に参加したい。トマト、スイカ等の難しい野菜を作ってみたい。

 早くも塾生は春夏の事を考えているようだ。しかし、講師の方から、「春夏は秋冬にくらべ、倍の作業が必要で、そんなに簡単じゃない。」と厳しい言葉を頂いた。オイスカとしても、講師の方と相談しながら、企画をしていきたいとのことだった。
 他の話題として、サニーレタスはしゃぶしゃぶで食べるのがいいそうだ。


 次に、先日テレビで放映された「奇跡のりんご:木村さん」のビデオをみた。りんごは、野菜、果物の中でも一番無農薬栽培が難しいといわれている。害虫や病気にすごく弱い。農薬を使用しない場合の被害率は97%に達する。100個のうち3個しか収穫できない事になる。木村さんは10年の歳月をかけ、無農薬、無肥料栽培を成功させた。その内容は、06年12月7日NHKのプロフェッショナルで放送予定だ。
 最後は、写真を見ながらこの3ヶ月を振り返った。

 ★収穫★
収穫 収穫  農業塾自体は、今回で最終回だが、畑自体は、2月くらいまで、そのまま使えることになっている。今回が最後の収穫ということでは無い。その後の運営は各班にゆだねられる。B班は好きな時に好きなだけ収穫することになった。1月くらいまでは置いておけるだろうか。持っていくのが大変なので、大根2本、サニーレタス1株、白菜1株、水菜2株、ジャガイモ20個ぐらいを収穫した。

収穫 収穫  白菜はまだ巻いていない。でも食べるには十分だ。葉物はしゃぶしゃぶにしようかと思う。ジャガイモは蒸かして、バターと塩で食べるのがおいしい。大根は切干大根にしようかと思っている。先週干した大根も沢庵漬けにしなくてはならないし、大忙しだ。今食べている、沢庵が食べ終わったら、白菜漬けにも挑戦してみたいものだ。


★編集後記★
 個人的には今年の4月から市民農園を借り、初めての野菜作りが始まった。やるからには、無農薬。何も知らないので、図書館で本を借りたり、会社で市民農園で畑を借りている人に聞いたりし、今年の天候にも助けられ、多少の収穫はあった。もっとおいしい野菜を沢山つくりたいと思っていたところ、オイスカ農業塾の募集広告を発見し、すぐに応募した。
 農業塾に出会うまで、EMの事はまったく知らなかったし、無農薬栽培もなんとなくやりたいと思っていた。農業塾に通ってから徐々にEM農法のすごさ、楽しさ、を実感した。このようなことは、本やテレビで見るだけでは伝わらず、実際に体験してみるのがいい。何も知らない人が自分で始めるのは大変だが、このような農業塾があれば、どうにかやっていけるのではないだろうか。今回の参加者には長靴を持っていない人もいた。もちろん家庭菜園のベテランもいた。年齢層も広く、そんな人たちが農業を通して、いろいろな人の交流ができるのはすばらしいことだ。スタッフの方々、講師の方々は大変だと思うが、この輪を広げていってほしいものだ。また、この講座に通った塾生もいつか講師として、恩返しできるようになれる日がくるといい。
 農業塾に通っての一番の実感は畑から生命力を感じることだ。自分で借りている市民農園は毎週のように草取りをしていたので、土が乾燥してカチカチになっており、なんか冷たい感じがする。オイスカの畑はいつも暖かさを感じる。それは、雑草さえも柔らかく、おいしそうに見えるからだろうか。虫は弱っている野菜に付くと聞く。虫があまり野菜についていないというのは土が元気だし、野菜も元気な証拠。元気な土、元気な野菜、そして元気な家族を作っていきたい。

[前回:オイスカ農業塾 第10回 収穫]

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