オイスカ 親子無農薬野菜作り 2010.4.17 第1回


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資料

 本日配布した資料は以下から見ることができます。
 ・4ヶ月のしおり
 ・4月のしおり

親子野菜つくり

準備・受付・開会式

 いよいよ、親子無農薬野菜つくりの初日となりました。前日の雨がうそのような良い天気になりました。しかし、畑の土はまだぐちゃぐちゃです。長靴が必須ですが、子供にとってはよいどろあぞびになったかもしれません。畑の方はマルチも張り終え、準備万全です。今回の参加者は6家族。募集人数からはだいぶ少なくなりましたが、その分、コミュニケーションが取れてよいかと思います。
 受付後、開会式ということで、所長からの挨拶、スタッフ紹介、畑の場所の抽選を行いました。各家族に約20平米の畑が割り当てられます。杭に名前を書いて各家族の畑に打ち付けました。20平米は狭いようですが、今回は10種類の野菜をつくり、うまくできれば、食べきれないくらいの野菜が取れる予定です。

ミニトマトの植付け

 先生よりミニトマトの植えつけ方をまずは教えてもらいます。トマトは元々乾燥している土地の植物なので水が多いとよくありません。畝を高くして、水はけを良くします。植えるときは、苗を寝かして、茎の部分も10cmくらい埋めます。茎から新しい根がでて丈夫な苗になります。また、花が付く位置が決まっているので、花が外側になるようにすると収穫が楽になります。普段は買って食べているだけだけど、育てるにはいろいろ知っていないといけないということがわかりました。
 説明が終わったら、各家族で植付けを行いました。今回は4本の苗を植えます。みなさん、しっかり説明を聞いていたようで、小さい子もちゃんとお手伝いをして、先生の言われたとおりにできたようです。

キャベツ・ブロッコリーの植付け

 次は、キャベツとブロッコリーの植付けです。ミニトマトとは植え方が違うのでちゃんと話を聞かないと間違えてしまいそうです。キャベツとブロッコリーの苗はよく似ています。みなさんは違いがわかったかな?今回は4本づつ植えます。キャベツとブロッコリーはまっすぐ植えます。最後は倒れないように土を寄せて山をつくります。ミニトマトより簡単なので、みなさんしっかりできました。

小松菜、ニンジン、ラディッシュの種まき

 一番大変な種まきです。種は発芽をよくするためにコーティングしてあります。特にニンジンは発芽しにくいので、種の先を切ってあります。小さい、小さい種を3cm間隔で蒔いていきます。多少、間隔が違っていても大丈夫です。どんどん、間引きをして最後は10cm間隔くらいにします。間引き菜もおいしいですよ。種を蒔いたあとは指先で土をかぶせて軽く押さえます。芽がでるまで、毎日水をあげるのですが、今回は土が十分湿っているので水はあげませんでした。
 種まきは子供たちもしっかりお手伝いできました。でも、性格がでるようで、きれいに並んでいる種とバラバラの種といろいろでした。コマツナ、ラディッシュは来週には芽がでていると思います。楽しみだね。

管理作業(アンドン、寒冷紗)

 最後にアンドンをミニトマトにします。アンドンは寒さと風邪の対策です。特に今年は寒いので、本当は1週間遅く植付けをしたいくらいでしたが、日程も変更できないのでアンドンで対策します。
 キャベツ、ブロッコリー、コマツナ、ニンジン、ラディッシュには寒冷紗をかぶせます。これは虫除けと保温になります。無農薬での野菜つくりは虫との闘いです。寒冷紗をかぶせてもどこからか虫は入ってきます。人は最悪、スーパーで野菜を買えばいいですが、虫は生きるために必死です。多少、虫さんたちに野菜を分けてあげたとしても、自分たちが食べる分は確保するようにしましょう。

トウモロコシと枝豆の育て方

 本日、最後のトウモロコシと枝豆は家に種を持ち帰ってもらい、ポットに蒔いて1ヶ月間家で育てて、次回に持ってきてもらいます。 毎日育てるのは大変ですが、芽が出てきたり、毎日の成長をみるのも楽しいものです。そのためにも先生の話をしっかり聞きます。
 トウモロコシは種を横にして蒔きます。枝豆はへそ(黒い筋)を下にして蒔きます。これは、どこから根がでて、どこから葉がでるかの違いです。後は、乾燥しないようにして、お日様にあたるようにすれば大丈夫です。でも、庭の場合はナメクジが芽を食べてしまうので、少し高台にしておきましょう。
 これで、本日の作業は終わりです。ずいぶん畑らしくなりました。次回にはラディッシュは収穫できます。種も来週には芽がでていると思いますので、時間があれば畑にいって様子をみてみましょう。

 いろいろ心配した企画でしたが、小さい子もしっかりお手伝いができ、家族で楽しめる野菜つくりになったと思っています。これから、収穫ができるとよりいっそう楽しくなると思いますよ。


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