ピーマン・ナスの種まき
今回の作業はピーマンとなすの種まきだ。苗を買う人が多く、種を見たこと無い人も多いようだ。
今回まく種はどちらも普通の品種だ。
・ピーマンは「京ひかり」
・ナスは「千両二号」
Q:「種は野菜から取れないのか」
A:「販売されている種はF1品種(バイオテクノロジーを利用した交配種)が多く、一代限りで種をとっても育たない。種屋が儲からないからですかね。(笑い)昔から栽培されている品種なら種を取ることもできます。」
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種をまくトレイの上に新聞紙を引き、その上に土を入れる。土は「元気くん」。種まき用で、肥料や炭が混同してある。 |
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トレイに土を入れたら、水をまき、土を平らにする。
双葉がでた一週間後くらいににポッドに移植する。それまでは、水はあげない。
Q:「はじめからポッドに種を蒔かないのは?」
A:「お互いに競争しあうので、最初は一緒にしたほうがよい。競争させて苗を鍛える」
Q:「水をあげないのはそれも鍛えるため?」
A:「そのとおり」
トマトの苗を植えるときなんかも、死にそうな状態で植えると、それからがんばって成長するそうです。
植物の世界も競争社会で「根性」が必要なんですね。 |
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トレイの土に4cm間隔毎に棒を押し当てて、筋をつくりそこに種をまく。
種は丁寧に1粒毎に1.5cm間隔くらいで並べる。集中しないと、どこまで蒔いたかわからなくなるぞ。
種を蒔き終えたら、上から1cmくらい土を被せる。薄いと、芽が倒れてしまうし、厚いと発芽しにくい。
また、土は押さえつけない。押さえると発芽が悪くなる。 |
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種を蒔いたトレイはビニールハウスの中の保温室にいれる。電気で温度が一定になるように制御されている。
一般の家庭ではなかなか難しそうだ。家庭用がないかネットで検索してみたが、見つからなかった。
一般の人は旬に種を蒔くか、苗を買うのがよさそうだ。 |
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今回はここまで。種も競争をさせた方がいいなんて、ちょっと面白い。考えてみれば、自然界は日々競争だ。自然が一番なのかもしれない。
次回は、トマトの種まきの予定。