三島・自然に親しむ会 第160回野草を食べる
三島市長伏公園  2003.04.27



イタドリを摘む みなさん集合 ★三島市長伏公園8時集合  天気:くもりのち晴れ
三島・自然に親しむ会には、今回が始めての参加となった。参加者は40名ほどだろうか?8時半に集合し、簡単な説明の後早速野草を取りに向かう。昔、「アシタバ」や「ワラビ」を山に取りに行ったことはあったが、公園(実際は狩野川の土手とその周辺)のどこに野草があるのだろうと思っていた。このときはまだ、「野草≠雑草」だと思っていた。土手入り口で早速、大島さんがこれ食べれるよと、「イタドリ」(写真右)と「クコ」を紹介してくれた。どちらも聞いたことがある名だし、見たこともある。これって雑草じゃないの?「イタドリ」にしろ、「クコ」にしろ新芽をてんぷらにして食べるらしい。「イタドリ」はおいしいとのことだ。何も知らない私は、本当だろうかと思ってしまう。

思い思いに ★それぞれ思い思いに行動
それぞれ思い思いに行動をする。野草に詳しい人を中心に適当なグループに分かれ、あちらこちらでミニ勉強会が始まる。情報量が多くとても覚えきらない。どうせ初心者なんだし欲張らず、おいしいとお勧めの野草のみをターゲットにしていくこととする。それでも、移動するたびに生えている野草が変化するため、話題は次から次えと変化する。こんな狭い範囲でも、野草間でも縄張り争いや、生息条件があるものだと関心してしまう。
★春を彩る花たち

満開のつつじ ハルジオン タンポポ
写真は左からつつじ科:つつじ(種類まではわかりません)、キク科:ハルジオン(帰化)、キク科:たんぽぽ(たしかセイヨウタンポポ:帰化)タンポポってこんなに黄色が鮮やかでしたっけ?なんか見とれてしまった。
春を彩ると書いたのはいいが、調べてみたら、2つは帰化植物だった。すでに市民権は得てしまった気はするが。
収穫 おいしそうなてんぷら ★野草を食べる
2時間ほどで、大量の野草を収穫できた。種類も多彩だが、覚えきれてないので、ここでの紹介は控えさせていただく。(竹の子はどなたか持参していました。)さすがに参加者の半数以上が主婦だったので、野草は手早くおいしそうなてんぷらへと生まれ変わっていた。味付けは塩で頂いた。野草そのものの味がよくわかる。一番おいしかったのは「くず」だった。ほとんどの野草は苦味がメインなのだが、「くず」にはうまみがある。葛粉は「くず」の根からとったデンプンだ。茎の部分にもデンプンがあるのだろうか?(市販されている葛粉のほとんどはジャガイモのデンプンだと思うが。片栗粉も同様に。)2番手は個人的には「タンポポ」だった。他にもいろいろ食べたが、もう何がなんだかわからなかった。それでも、「くず」がおいしいとわかっただけでも大収穫だ。

くずの新芽 ばった ★最後に
写真:人気があった「ばった」と「くず」。ばったの作り方は時間が無かったので次回となった。
いろいろ収穫があった1日だった。てんぷらを食べ始めたころには、「食べれる雑草=野草」となっていた。
それにしても、20代、30代の人ってほとんどいなかった。ちょっと年齢層がちがうが、今後もなんとかなるだろう。特に指導員として何かしなくてはならないというわけでもないので、まったくプレッシャーを感じる必要も無く気楽に参加できる。今後も積極的に参加していきたいと思う。
しかしながら、次回(5月11日)は天城のブナ林へ行くようだが、すでに予定があり残念ながら参加できない。


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