『西村自然農園』 味噌作り体験  2010.03.13



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味噌作りについて

 1月の敷島味噌作りに続いて、今年2回目の味噌作りだ。敷島の味噌もおいしかったけど、西村自然農園の味噌もおいしい。地域、家庭によって、いろいろ文化があるかと思う。基本的な作り方はどこも一緒のようだが、なぜか味は違う。発酵食品の奥深いところだろか。将来はすべて自家製の味噌を夢見てしっかり勉強したいと思う。
 西村自然農園にお邪魔するのは今回で3回目。メインは味噌作りだが、やはり昼食も楽しみ。

ティータイム

 いつも到着すると、楽しみのティータイムから始まる。今回は干し柿とチーズを巻き合わせたお菓子。意外な組合せではあるが、干し柿の甘みとチーズの塩分がよく合うんです。簡単にできるし、色合いもきれいなので、ぜひ家でも作ってみたい一品です。

味噌作り その1 〜材料を混ぜる〜

 材料は大豆2kg、米麹1kg、豆麹1kg、塩800gで敷島の味噌と大体一緒。何で味噌の味が違うのかとたずねたところ、材料の質、混ぜ方、熟成の温度で変わるとのこと。多くの方が西村さんのところで味噌作りを学んで各家庭で味噌を作っているようだが、なかなか同じ味にならないようだ。西村さんは麹も自家製なので、そこで差がでているのかもしれない。また、小原は涼しいので温度管理も重要なポイントのようだ。
 圧力釜の蓋を取ると蒸し煮された大豆がぎっしり詰まっていた。灰汁が表面にたまるので除去する必要がある。大豆を食べてみるとほんのり甘くておいしい。蒸し煮した大豆を桶にいれてスリコギでつぶす。少し大豆の粒を残した方がなぜかおいしいらしい。ここに麹と塩を混ぜるのだが、大豆を冷まさないと麹が死んでしまったり、すっぱい味噌になってしまうため1時間くらい時間を置いて人肌くらいまで冷ます。最後に秘伝のタレ(麹を作るときの大豆の煮汁)を入れて手でかき回す。最後は手でやるのが良いようだ。
 

味噌つくり その2 〜カメにつめる〜

 カメに詰める時は空気が入らないようにする。味噌の元を丸めて、カメの中に投げつけていれる。うまく投げられるといい音がする。最後は平らにならして、塩を振る。塩はカビ防止のためだ。
 こうして、半年程熟成させると味噌になる。

収穫

 3月は野菜の数はだいぶ少ない。ダイコン、ニンジンがわずかに残っている。旬の野菜は菜の花、オリナくらいだ。春は野草が豊富だ。仏の座、カンゾウ、せり、はこべ、なずな、あさつきを採取した。意外にも身近な野草には食べれるものが多い。でも、野草は似たようなものがあるからよく見て判断しないと危険だ。

調理

 今の時期のニンジンは甘くておいしい。待ちきれない娘はニンジンスティックをポリポリ食べていた。菜の花はさっと茹でてサラダに。豆腐作りで蒸した大豆で大豆コロッケも作った。ご飯を入れるとモチモチしておいしい。

昼食

 いつも楽しみな昼食。いつものように肉や魚を使わない野菜のフルコース。いつもあっという間になくなってしまう天ぷらをはじめ、おいしい料理でした。中でも今回の一番は炭火で焼いたシイタケは絶品でした。味付けは塩のみ。シンプルだけど、ガスコンロとは違う、また塩味があうとは驚きでした。野菜が少ない時期ですが、十分楽しめました。

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