ティータイム
宿泊プログラムは15:00から開始となる。30分程早く到着したが、まったく問題なく、西村さんが快く出迎えてくれた。雰囲気的には宿というより、田舎のおじさん、おばさんの家に遊びに来たような感じでとても居心地がよい。西村さんもとても穏やかな方で、お話を聞いているととてもリラックスできる。早速、お邪魔してお茶と栗羊羹をご馳走になった。柿の葉の上に乗った栗羊羹は甘すぎることなく、ほっと一息つくにはとても良い一品だ。最初、緊張していた2歳半になる娘もすぐにリラックスしていました。 |
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食材の収穫
お茶の後は隣接している畑に食材の収穫に向かいました。西村自然農園の野菜はすべて無農薬。肥料も自家製のボカシを使っている。農薬を使っていないが、意外に虫が少ない。うちの無農薬畑は芯食い虫の被害がでているのに、ここはまったく害がないそうだ。標高の違いで気温が低いためだろうか?
収穫はつまみ食いの楽しみもある。トマト好きの娘は、収穫したトマトを畑で全部食べてしまった。さくらんぼくらいの大きさで、酸味が少ない自生のトマトだ。毎年勝手に生えてくるとの事なので、すっかり小原の土地に馴染んでしまったようだ。
西村さんの説明を聞きながら収穫できるので、勉強にもなる。ダイコンの移植はできないと聞いていたが、すぐに移植すれば、ちょっと発育が遅くなるけど、大丈夫だそうだ。
収穫したものは、トマト、ダイコン、ニンジン、ヨモギ、カブ、サラダほうれん草、花オクラ、ピーマン、イヌダテ、コンフリー、ヤーコン、サトイモ、クリだ。どんな料理になるのか楽しみだ。 |
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夕食の準備
希望があれば、調理体験ができる。すべての料理をすると、食べる時間がなくなってしまうので、今回は、豆腐・おから団子、サラダの3品をつくった。普段料理の手伝いをしない娘もなぜか手伝っていた。みなさんが可愛がってくれるし、みんなでやるとやりたくなるのだろうか。
豆腐作りは、豆乳から作る。やってみると意外に簡単だ。一晩水につけたダイズと水をミキサーにかける。すでに豆乳になっているかと思い、味見してみると青臭くまずかった。この段階で味見する人は少ないようだ。いろいろ経験するのも面白いので、機会があれば、ぜひ、味見をしてほしい。次に、ミキサーですりつぶした大豆を鍋底が焦げ付かないようにかき混ぜながら、沸騰させる。さらしで濾しておからと豆乳に分離する。おからは真っ白で淡白な味わい。豆乳は濃厚でスープのようだった。豆乳を鍋に戻し、温度を85℃にしてにがりをいれ、三回程かきまぜ、蓋をして固まるのを待つ。型に流し込んで軽く水を切れば塗布のでき上がりだ。
所要時間は30分くらいだろうか。早速できたての豆腐をつまみ食い。ほんのり甘みがあってとても濃厚な味わい。この豆腐をたべてしまうとスーパーの豆腐は食べれなくなりそだ。娘もこれ頂戴とお代わりを連呼していた。 |
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夕食 いただきます
料理のメインはもちろん野菜。肉や魚は出てこない。一品一品の量はすくないが、品数は多いので大抵の人は満足すると思う。アルコールもあるが、せっかくなの料理なので遠慮した。
すべての料理がおいしかったが、中でも天ぷらは最高。かりっとしていて食材の味が口の中に広がる。しかしながら、天ぷらは娘にとられてしまった。普段は好き嫌いが激しいのだが、この日はなんでも食べた。それだけおいしいのだろう。普段あまりご飯を食べない子供も西村自然農園に来るとたくさん食べることが結構あるようだ。うちの娘は普段も良く食べるが、それ以上に食べていたのでちょっと食べすぎのような気がする。
また、いろいろ発見もあった。ピーマンは丸ごと食べれる、初めてのヤーコンはジャガイモと玉ねぎの中間のようで面白かった。花オクラはオクラのようにちょっとネバネバしている。嫁さんが一品ごとに感激していた。 |
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宿泊
お腹もかなり満たされ、宿泊するお部屋に。研修生の方が奥の部屋を使っていたが、他に宿泊客がいなかったので、広々と2部屋使わせてもらった。普段ホテルや旅館に宿泊している方はちょっと違和感があるかもしれなが、部屋は適度に生活感があるのが心地よい。ここまできて、テレビを見るのもどうかと思い、明日に備えて早めに寝ることにした。 |
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